チアシード

近年注目を集めているチアシードですが、酵素ダイエットとの相性が良いという噂もあります。

チアシードとはどのようなもので、なぜ酵素ダイエットとの相性が良いといわれているのでしょうか。噂の真相・真実に迫ります。

チアシードとは?

酵素ダイエットへ活用できるのか、ということを知るために、まずはチアシードがどのようなものなのか、簡単に確認しておきましょう。

チアシードとはスーパーフードと呼ばれる食物であり、通常よりも食品の栄養素が高い食品のことを言います。

スーパーフードとは、はっきりと特定の食品を定義したものではなく「一般の食品よりビタミン、ミネラル、クロロフィル、アミノ酸といった必須栄養素や健康成分を多く含む、おもに植物由来の食品」という大前提のもと、提唱者によって異なる食品があげられています。

引用元:日本スーパーフード協会

はっきりとした定義がないとは言われていますが、スーパーフードの中にはスーパーフード10と呼ばれる食品があり、その中の一つがチアシードなのです。

【プライマリースーパーフード10】

  • スピルリナ
  • マカ
  • ゴジベリー
  • カカオ
  • チアシード
  • ココナッツ
  • アサイー
  • カムカム
  • ブロッコリースーパースプラウト
  • 麻の実

では、チアシードの効果はどのようなものなのでしょうか。

チアシードの約40%が整腸効果のある食物繊維であるため、便秘解消にも効果的だと言われダイエット食材として注目を浴びています。またそれだけではなく、アミノ酸、カルシウム、鉄など栄養素が豊富で、中でも脂肪燃焼を促すα-リノレン酸が含まれているも注目のダイエットポイントだと言えるでしょう。

そしてチアシードの最大の特徴は「満腹感」。チアシードは水につけると10倍に膨らみ、少しの量を摂取しただけで満腹感を得ることができるのです。

引用元:スキンケア大学

α―リノレン酸とはω-3系脂肪酸の一種であり、私たちの体に不足しやすい脂質(脂肪酸)といわれています。

ダイエットのためには、脂質は避けるべき、という考え方が浸透していますが、酵素栄養学では良質な脂質(α―リノレン酸)は摂取すべきであると、「酵素が太らない体を作る:著 鶴見隆史」でも語られています。

参考:脂質摂取過多で太るメカニズム

そのため、良質な資質が摂取できるチアシードはダイエットに適した食品といえるでしょう。

酵素ダイエットへ効果的といわれる理由

ダイエットへの効果が高いということは、ここまでのチアシードの説明で何となくご理解いただけたかと思いますが、酵素ダイエットとの相性・相乗効果はあるのでしょうか。

一食置き換えのダイエットで注目の酵素ドリンクですが、この酵素ドリンクとチアシードを一緒に摂ることで空腹感が格段に減り楽に摂り入れる事が出来ます。
食事の量を減らしてしまうと便秘に陥ってしまう方が多いようですが、酵素と食物繊維で便秘が解消さるので、置き換えのダイエットに試してみて下さい。

引用元:http://lifestyle-next.com/how-to-chia-seeds-diet-1110.html

このように、酵素ダイエットの置き換えダイエットに利用するのがよい、と推奨されている方もいらっしゃいます。

チアシードの特徴にあった「水分を吸って10倍に膨らむ」という部分と「チアシードに含まれる食物繊維」が酵素置き換えダイエットに効果的と述べられています。

では、チアシードの食物繊維とは、いったいどの程度含まれているのでしょうか。

チアシード 大さじ1杯(10g)に含まれる栄養は・・・

・エネルギー 49kcal
・たんぱく質 1.6g
・食物繊維 3.4g
・カルシウム 63mg
・マグネシウム 34mg
・亜鉛 0.46g
・鉄 0.77mg
・オメガ3脂肪酸(ALA) 1.78g

引用元:スキンケア大学

日本人女性が1日に必要な食物繊維量というのは18gといわれているので、スプーン1杯で約1/5摂取できると考えると、確かに食物繊維の量は豊富といってよいでしょう。

このように、確かにチアシードは酵素ダイエットに利用するのも問題ないように思えます。しかし、本当に何も酵素ダイエットへを阻害する点がないのでしょうか。

実は注意すべき点があるのです。

酵素ダイエットでのチアシード摂取の注意点

チアシードはその名の通り、チアのシード(種)です。つまり、チアシードとは種のことを言います。

実は、酵素ダイエット時には種の摂取には注意が必要なのです。

チアシードに限らず、種系の食物は左記に登場したα―リノレン酸を含むため、健康のためにも摂取すべきということが一般的な見解として知られています。

そのため、鶴見先生の著書の中でも種類の摂取は推奨されているのですが、一つだけ注意点を挙げられています。

  • 水につけてから摂取すること

何故、このようなことをするかというと、種をそのまま摂取すると酵素阻害剤になりえるからです。

酵素阻害剤とは、その名の通り「酵素の働きを邪魔するもの」であり、酵素が他の物質と反応する前に、酵素阻害剤が結合して酵素反応できなくするのです。

酵素阻害剤
参考:酵素阻害剤とは?

図中の「基質」とは酵素が反応しようとしている物質であり、例えば「アミノ酸」などの栄養素です。

一例ですが、アミノ酸は酵素反応により代謝され、私たちの体の組織(タンパク質)を作ってくれています。これを邪魔してしまう、ということは、つまり栄養素が無駄になってしまうということです。

種は次の生命を生み出す大切なもののため、腐ってはいけません。そのため、酵素反応が発生しないように、表面が酵素阻害剤でできているのです。

種を放っておいても腐らない、というのが酵素阻害剤を含んでいる何よりの証です。

そのため、種を食べるときは酵素阻害剤を取り除くために水に浸す必要があります。

また、種類には「発芽毒」というものがあるとも言われています。外敵に食べられてしまうことを避けるためですね。どちらの意味でも水につけてあげた方がよいでしょう。

鶴見先生の著書の中では、酵素阻害剤を取り除くために「24時間程度水につけておく」ことを推奨していますが、チアシードの場合12時間程度でよい、という見解が多く見られます。

■推奨される水量・水温・浸水時間は?
 
□水量・・・チアシードの10倍量の水
□温度・・・10℃~42℃
□浸水時間・・・12時間以上
 
が推奨されています。

引用元:カラダノート

酵素ダイエットへの活用方法

酵素置き換えダイエット時にチアシードが有効活用可能、という点は先ほども登場しましたが、ファスティングダイエットへの活用は可能でしょうか。

ファスティング時の原則は以下です。

  • 3食酵素ドリンクを摂取する
  • 水分は2.0ℓ~2.5ℓを目安に十分に摂取する
  • 塩分を多少摂取する
  • お腹がすく場合は3食以外でも酵素ドリンクを飲む
  • お腹がすいてどうしようもなければ、すり下ろした野菜や果実などを摂取する

参考:酵素ダイエット2週間プラン

この原則から考えると、ファスティング中にチアシードを摂取することはNGです。

ただ、お腹が減り過ぎてどうしようもなくなり、すりおろし野菜以外のものが食べたい、となるのであれば、酵素ドリンクにチアシードを混ぜて紛らわせるのも、良いと考えられます。

チアシードは水につけると「モチモチ」とした食感になるため、食べごたえはあるでしょう。

ファスティング準備期間・復食期間

準備期間や復食期間なら特に問題なく摂取してよいでしょう。

ω-3系脂肪酸を摂取できる貴重な食材なので、普段から摂取することを心がけるのは、健康にもダイエットにも良い効果を生むと考えられます。

結論:酵素ダイエットの真実

チアシードが酵素ダイエットに効果的であるという噂、また活用する方法についてご説明してきましたが、利用法によっては有効であることが、ご理解いただけたのではないでしょうか。

  • チアシードはスーパーフードの一種
  • 食物繊維やω-3脂肪酸を摂取可能なのでダイエットにも健康にもよい
  • 食べる場合は水で酵素阻害剤の排除、毒抜きが必要(水に12時間以上浸す)
  • 酵素置き換えダイエットには補助食として利用可能
  • ファスティング中は原則NG
  • 準備期間や復食期間ならOK