中学生・高校生

中学生や高校生だって酵素ダイエットをしたい、と思うこともあるのではないでしょうか。学校のイベント・修学旅行・友達と海に行く、など痩せたいと思う機会もあるでしょう。

しかし、若い人にはダイエットは危険だ、なんて噂も耳にします。果たして真相はどうなのでしょうか。

酵素ダイエット概要

酵素ダイエットを中学生が行ってもよいのか、悪いのかを考えるには、まず酵素ダイエットがどういうものなのか、はっきりさせておかないことには議論が成立しないため、簡単に概要を確認しておきましょう。

酵素ダイエットとは酵素栄養学に基づいた、代謝改善ダイエット方法です。酵素には消化酵素と代謝酵素があり、消化酵素が働きすぎると、代謝酵素が働けない、つまり消化酵素を大量に消費してしまうと代謝が悪くなると考えられています。

そこで、消化酵素の働きを抑え、代謝酵素を活性化させることが酵素ダイエットの考え方です。よく酵素ドリンクを飲むことが酵素ダイエットであると考える方がいますが、酵素ドリンクは酵素ダイエットを実現するための補助食品となります。

潜在酵素の関係性
参考:酵素とは?種類・働き・概要

酵素ダイエットは中学生・高校生が実施ていもよい?

それでは本題に映りましょう。中学生や高校生が酵素ダイエットを実施してもよいのでしょうか。この意見に対する見解はインターネット上でも取り上げられているので、まずはどのような意見があるのか客観的に確認してみましょう。

若い人は体内酵素はたくさんあり
老化とともに減るんだよ
だから補う意味ないです

ダイエットは食事と運動しか
ないんです

引用元:Yahoo知恵袋

中高生が酵素ドリンクでダイエットすることは体内酵素を補って基礎代謝量を増やす点においてはあまり意味がないと言えます。

ただし、1日の摂取カロリーを酵素ドリンクで減らしたいと思っている方や他のダイエット食品だと中高生ならではの悩みでもあるニキビや肌荒れ、女性ならではの便秘になってしまう方には酵素ドリンクは向いています。

引用元:http://xn--pck8byc7bd8cy707d852avw7axdf.com/entry35.html

このような、否定的なコメントが多いのは事実です。しかし、残念ながらインターネット上得られる情報は、個人の見解を展開しているものが多く、大きな信ぴょう性を置ける意見が少ないといった印象です。研究機関や、大手企業の見解などは見られません。

一般的な思考でも、中学生・高校生が酵素ダイエットに限らず、ダイエットを行うことは「いけないこと」という気はしますので、誰も強く推奨しないのは、当然のことかもしれません。

そこで、もう少し論拠を掘り下げてみましょう。

中学生・高校生に勧めない理由①:基礎代謝量

基礎代謝量
基礎代謝量グラフ

引用元:タニタ

ご覧いただいたように、私たちの体の代謝(ここでは糖分(脂肪)を燃やす能力とイコールと考えておく)は基礎代謝というものが大半を占めています。そして、中学生・高校生に該当する年齢は基礎代謝が非常に高いことが分かります。

基礎代謝とは、私たちの体が最低限生きるために必要なエネルギーを作り出すことを言います。私たちの体は、生きているだけでも呼吸をしたり、体内で細胞が入れ替わったり、様々ことが起きているためですね。

この基礎代謝が高いということは、酵素栄養学の考えに基づくと、イコール体内の酵素量が多い、ということにもつながります。代謝は代謝酵素がなければ起きないからですね。

これらのことから、わざわざ酵素ダイエットで消化酵素の浪費を抑えてあげて、代謝酵素を活性化させるまでもなく、代謝酵素は十分活動できている、と考えられているため、酵素ダイエットに否定的な意見が多いんですね。

中学生・高校生に勧めない理由②:成長期

成長期
引用元:Yahoo知恵袋

成長期だから栄養をちゃんと取らなければいけないので、ダイエットは行うべきではないという意見もあります。確かに成長期は中学生~高校生の間の時期のことを指しています。

ですが、女性の場合は高校生になれば成長期とは言えないかもしれません。グラフをご覧いただければわかると思いますが、16歳女子はほとんど身長が伸びていません。

そのため、成長期だから、という理由で酵素ダイエットを勧めない、というのは少し矛盾したところがあります。このグラフは平均値なので高校生であっても、成長期の女子は存在すると思うので、多くの人に受け入れられるように成長期という言葉でくくっているのかもしれないですけどね。

しかし一方で女性ホルモンの分泌について、高校生は分泌量の伸び盛りです。女性ホルモンが関係する部位というと「胸」が代表例ですね。

女性ホルモン
引用元:Panasonic

女性ホルモンの分泌は栄養バランスに影響されます。そのため、特に思春期である10代後半にダイエットを行い、栄養バランスが崩れるのは胸の成長にも影響します。

もちろん、胸は分かりやすい例で出しているだけであって、女性ホルモンは肌などにも影響しますし、妊娠など女性特有の機能にも影響するので、影響は甚大といってもよいかもしれません。

ただ、成長期なので栄養が足りなくなると危ないから酵素ダイエットは勧めない、という意見は酵素ダイエットをカロリー摂取制限を行うダイエットの観点で考えてしまっている、と考えられます。

確かに、カロリー制限を行うダイエットであれば、同時に栄養も不足する可能性はありますが、酵素ダイエットの場合は、栄養を不足させようという考えのダイエットではありません。

消化酵素を節約して代謝酵素を高めようという考え方なので、少し論点がずれているような気はします。

とはいえ、酵素ダイエットの中の一つの手法にファスティングダイエット(プチ断食)というのがあります。プチ断食は、確かに栄養摂取量が少なくなるため、あまり推奨しない、というのは合理的です。

一方・・・中高生でも肥満の人はいる

肥満
あまりどのサイトでも触れられていませんが、中学生・高校生でも肥満になる方はいます。しかし、どのサイトでもターゲットを「綺麗になりたくて無理してでも痩せたい女子」にターゲットを絞ったような論調になっています。

たしかに、少しぽっちゃりしているくらい、なら酵素ダイエットを勧めないのは分かります。

しかし、極度の肥満の場合、太っている原因は、私たち大人と同じで「消化酵素を大量に浪費してしまい代謝が悪くなっている」という可能性は大いにあり得ます。

そのため、極度の肥満体系の方は酵素ダイエットを行うのは、たとえ中学生・高校生であってもありではないでしょうか。

ただ、極度の肥満体系の定義が曖昧なので、一つの指標を皆さんに示しておきたいと思います。あくまでも、「極度の肥満の方」にはお勧めできるであって、ちょっとぽっちゃりには推奨していませんので。

  • BMI30以上の方
  • BMI=体重kg/(身長m)2

ただし、BMIだけでは本当に肥満なのか判別は尽きません。筋肉量が多い可能性もあります。そのため、あくまでも目安です。

また、通常BMIが25以上を肥満と定義しますが、極度の肥満体系の方に向けた指標のため30以上としています。何度も言いますが、目安です。

それでも痩せいたい中高生の方もいる

10代女子
理由はそれぞれあると思いますが、ダイエットをしたいと思う、少しぽっちゃり体系の方、というのはいると思います。そういった方には以下をお勧めします。

  • 通勤通学のウォーキング量を増やす
  • 普段の食事に生野菜や果実を増やす

というのは一般的な意見なのですが、それでもどうしても酵素ダイエットをしたいという人も一定数いると思います。

当サイト含めインターネット上には多数の情報があふれ、酵素ダイエットで痩せたという体験談も多いですからね。また、調べればいくらでもやり方は出てきますし、やろうと思えば実施できるのも事実です。

そのため、もし中学生・高校生で酵素ダイエットをやるのであれば、これだけは守ってください。

  • 酵素ダイエットの原理を理解し説明できるようになること
  • ご両親に内容を説明し了解を得ること
  • 正しい酵素ダイエット方法をすること

これが守れないのであればやるべきではないのかな、と思います。また、実施プランからはファスティングダイエットは外し、置き換えダイエットのみで行うのが良いかと思います。

正しい知識を身に着けたうえで、酵素ダイエットを行えば大きな体調を崩すこともなく痩せる可能性が非常に高いからですね。もしもこんなことを考えていたら、要注意ですよ。

【誤った酵素ダイエットの考え方】

  • 酵素ドリンクを飲むだけで置き換えは良いと思っている
  • ファスティング(断食)も回復食を食べればOKだと思っている

参考:正しい酵素ダイエットの方法とは?

酵素ダイエット・噂の真相・真実

世間一般論として酵素ダイエットを含めダイエットは中学生や高校生がやるべきではない、というのが真実でしょう。簡単にこれまでの内容をまとめて閉めたいと思います。

  • 成長の阻害要因になる可能性があるため中学生・高校生はやるべきではない
  • 極度の肥満の場合は例外となりえる可能性あり
  • どうしても酵素ダイエットをやりたかったら親と相談すべき

参考ではありますが、10代のモデルであるみちょぱさんも酵素ダイエットには取り組んでいるようです。

参考:ポップティーンモデル「みちょぱ」は酵素ダイエット実践中