値段

酵素ドリンクの価格差は原材料によるものだ、ということを聞いたことがあるかもしれませんね。

その噂は本当なのでしょうか。真相・真実に迫ります。

酵素ドリンクの価格差は原材料の差であるという根拠は?

原材料に差があるため、価格差があるという意見はインターネット上でちらほらとみられます。

確かに、一般大衆心理として価格が高いもの=原材料の品質が良いもの、という認識はあるかと思いますので、あっているような気がしますね。

なぜこんなに価格差が出るかの理由を説明します。主に商品価格の違いが大きくでるのは、

1. 酵素(植物発酵)エキスの量
2. 酵素ドリンク1本の内容量

の2点です。

引用元:http://bio-pharm.jp/himitsu/value/

その金額の差がある理由としては「熟成期間」と「原材料の量」によるようです

引用元:http://www.muropharm.com/kousokiso/post-21.html

確かに内容としては、納得性が高い理由だと感じるのではないでしょうか。それぞれ、なぜ価格に反映されると考えられるのか、少し確認してみましょう。

植物発酵エキスの量

酵素ドリンクの作り方は、原材料を発酵(熟成)させて作られています。原材料を専用の発酵装置(たる)などで、寝かせ続けて発酵させます。

そのエキスを販売しているのが酵素ドリンクです。そのため、エキスの量=製品の原価に直結していることは間違えありません。

しかし、問題なのは酵素ドリンクは植物発酵エキスを薄めて販売しているものが存在することです。

薄める理由は、商品・企業の販売戦略により異なるため、一概には言えませんが、代表的な例としては以下があげられます。

  • 味の調整がしやすいため
  • 色合いを良く見せるため
  • 原価を下げるため

これらは代表的な例ですが、商品の味や見栄えを整える、原価を下げるなど販売戦略上の理由で行われることが、ほとんどと思えばよいかと思います。

内容量

内容量は=植物発酵エキスの量につながります。これは非常に簡単というか、消費者としても分かりやすい例ですが、350mlの商品より700mlの商品の方が高いのは納得できるところでしょう。

また、一例ですが1本あたりの内容量が大きいと梱包(ビン)のコストが安くなります。つまり、1本あたりの内容量が大きいほど、私たちが飲む飲料のコストが占める割合が高くなります。何となくお得に感じるでしょう。

熟成期間

熟成期間は、発酵にかける年月です。発酵にかける年月がかかればかかるほど、原価は上がります。

  • 熟成させておく装置(たるなど)などの保存費用
  • 温度管理の電気代
  • 製造管理の人件費

熟成させるというのは、ただ置いておくだけだろう、と感じるかもしれませんが熟成させている場所を確保する費用がかかっています。

また、発酵させるには最適な温度や湿度があるため、温度管理・湿度管理といった電気代もかかります。

さらに、最もお金がかかっていると考えられるのは人件費です。放置しておくだけではいけないので、人間による管理が行われます。

これらの要素を考えると、熟成期間が長ければ長いほど、原価は発生しています。

これらの考察に足りないもの=市場価格

ここまで説明してきた内容は、すべて製造者側の原価の話です。原価が高ければ価格が上がるというのは、当たり前と思うかもしれませんが、実はそんなことはありません。

商品の価格というのは、確かに原価も大事な要素ですが、市場価格が最重要要素です。

いくら原価が高かろうと、市場の人間に売れなければ意味がありません。

また、いくら原価が安かろうが市場の人々に売れれば問題ありません。

原価が安かろうと、人々に価値を認めてもらうことが商品の価格決定要素であり、原価というのは指標でしかないのです。

もちろん赤字で販売する企業は原則ありませんが、赤字でなければ市場に認められる価格こそが、商品価格であり価値になります。

商品原価の内訳

ここまでの考察では企業側が商品を作る上で発生する、原材料費や製造費にしか触れられていません。

しかし、商品の価格・原価というのは何も直接商品を作るのに必要な原材料費や製造工程の費用だけではないのです。

  • 原材料・製造費
  • 広告費
  • 販売管理費
  • 社内管理費
  • 利益

少しざっくりした区分けですが、これらの要因が商品の価格に含まれています。

商品の価格構造

通常の商品は、原材料費・製造費は30%以内に抑えれば利益が出る、といわれています。その他のグラフにあらわした費用(原価)は、その商品でどの程度の割合の回収を見込むか、商品価格を決める段階で決定します。

この原価構造は企業により様々です。そのため、製造費や原材料費の割合が多くても、他の原価が少ないという会社も存在します。逆に、製造費や原材料費に回せるお金が、もっと少ないという企業もあるかもしれません。

そのため、原材料費や製造コストが安いからといって、企業により儲けが出るか出ないかというのは異なってきます。

このように様々な要因があるため、商品価格というのは一概に同じ土俵で比較できないというのが現実なのです。

しかし、先ほども述べた通り、価格決定で重要なのは市場価格であり、商品が売れるかどうかです。

すでにライバル商品が販売されている状況であれば、市場価格と比べて安いかどうか、同等か、もしくは明確なコンセプトがあって高くても売れると判断できるのか、こういった様々な要素で商品販売価格は決まります。

すべて推察の域

これらは、すべて推察の域を出ません。筆者の推察や他の方の解説もすべて独自の見解です。見当違いの可能性も0ではありません。

本当に価格差の理由を知りたければ、各企業の商品開発部門に聞く以外知りようがありません。また、聞いたところで一般の人間に公開できるような内容ではありません。

消費者として大事なのは?

企業側の原価構造についてご説明してきましたが、消費者には知る由もありませんし、知る必要もないことです。

消費者にとっては企業が赤字であろうと、黒字であろうと、少しでも商品価値が高いと思う商品を選ぶことが大切です。

そして、消費者にとっての商品価値とは、一番初めに登場した「原材料や製造方法」だけであり、広告費や企業側の社内管理費用など何ら関係ありません。もしくは、飲みやすさであったり、憧れの芸能人が利用しているというのも一種の商品価値です。

商品価値は人にとってさまざまであり、誰かに押し付けられて決めるものではありません。そのため、ご自身が納得できる商品を選ぶことが最も大切なのです。

とはいえ品質の高い商品を選びたい

しかし、できることなら「原材料費や製造費」の比率が高くて、品質の良い商品を選びたいと思うのではないでしょうか。その場合、以下のポイントを押さえて商品を確認すると良いと思います。

  • 添加物が含まれていない

添加物が含まれているというのは、すなわち商品を植物発酵エキスを味や色合いの関係で後から調整している証明です。そのため、植物発酵エキスを薄めている可能性が非常に高いです。

○○シロップなどが原材料にかかれていれば、間違えなく植物発酵エキスを希釈しています。

詳しい商品選びの方法は以下でも説明しているので参考にしてみてください。

参考:酵素ドリンクの選び方

結論:噂の真相は?

酵素ドリンクの価格差は原材料によって異なっているという噂は、消費者側が確実に言い切れる結論はありません。わからないというのが正解です。

そのため、以下のポイントを押さえて商品選びをするのがよいでしょう。

  • 自分が商品価値があると考える商品を選ぶ
  • 原材料費・製造費が高い商品に価値があるというのは価値観の一つ
  • 人気やステータスも商品価値の一つ
  • 自分が納得できるかがカギ