生酵素サプリ

酵素ダイエットをしようと思うとき、生酵素サプリの方が優れている、という噂を耳にすることがあるのではないでしょうか。

噂の真相・真実に迫りたいと思います。

生酵素サプリの方が酵素ドリンクより優れているのか?

生酵素サプリが生きた状態で入っているため、酵素ドリンクよりも優れているという理論です。酵素ドリンクは清涼飲料水に位置付けられており、加熱処理が法律で義務付けられています。

大半の酵素は熱処理すると失活(働かない状態)になるといわれているため、酵素ドリンクに酵素が入っておらず効果がないという噂が出ていました。詳しくは当サイトでも解説しています。

参考:酵素ドリンクには酵素は入っていないのか

しかし、生酵素サプリは法律で加熱処理が義務付けられていないため、酵素が活性状態で入っているから酵素ドリンクより効果的だ、という意見が出ているのです。

では、本当にこの意見が正しいのか、様々な角度から検証していきましょう。

サプリメントに加熱処理の義務はないのか?

サプリメントは基本的に健康食品です。

日本では狭義のサプリメントは健康食品と俗称され、法的には食品の区分に入れられているが、その位置づけをどうするのかという議論が続いている。

引用元:Wikipedia

確かに清涼飲料水とは法律が違うことは分かります。では、健康食品に加熱の義務はないのでしょうか。加熱の目的は殺菌であり、健康食品であろうと殺菌の必要はあると思う、と感じる方もいると思います。

健康食品の原料や生薬のような天然素材を殺菌する場合、色、香りが失われないように配 慮しなければなりません。
殺菌方式には乾熱殺菌と湿熱殺菌とがあります。

引用元:小西製薬株式会社

このように、健康食品の場合は、殺菌方法に「乾燥方式」と「熱を利用した方式」の2つが利用されています。

ではサプリメントの具体的な殺菌方法はどうなっているのでしょうか。

サプリメントであっても殺菌は行われているのですが、サプリメントも健康食品の一部なので、殺菌方法が加熱によるものとは限らないのです。

以下はプラセンタサプリの例ですが、加熱以外に乾燥させる製法が確立されています。

加熱による殺菌処理を施して、そのまま原液(薄めたり乾燥させる前の状態)として使う場合と、原末(原液を乾燥させて粉末状態にしたもの)を使う場合とがあります。

引用:ヘルスケア大学

また、酵素サプリメントの選び方について、同様にヘルスケア大学でも紹介されていますが、加熱処理をしていないものが存在することが書かれています。

植物発酵エキスが入っていて、生の酵素を使っているものがおすすめです。酵素は熱に弱い性質をもっているため、製造するうえでの加熱処理などもチェックしましょう。

引用:ヘルスケア大学

これらのことより、サプリメントに高温の加熱処理が義務付けられていないことがお分かりいただけたのではないでしょうか。

反論見解

確かに生酵素サプリは過熱していないため、酵素自体を補給できるものとしては、酵素ドリンクより優れているでしょう。しかし、酵素ドリンクの方が酵素ダイエットに向いていない、という意見には反論があります。

ベジーテル酵素液タイプ・酵素粒タイプの違いにつきまして、【ベジーデル酵素液】と【ベジーデル酵素粒】の根本的な働きは同じと考えておりますが、お召し上がりの目安など商品によって異なるため、体内へ取り込まれる量に違いが出てまいります。
ダイエットやファスティング等をご検討の場合、より多く体内へ取り込むことができる、【ベジーデル酵素液】のご使用をお勧めいたします。

引用元:http://enzyme-power.net/typetigai.html

酵素サプリおよび酵素ドリンクを扱うメーカーの意見です。

酵素サプリと酵素ドリンクのどちらが優れているのか、という問いかけに対して、ダイエットに利用するのであれば、酵素ドリンクが優れていると回答をしています。

調査してくださった方は、酵素ドリンクのみ、サプリのみを扱うメーカーだと自社商品擁護ばかりになるのは眼に見えているので、両方を取り扱う会社に対して質問を投げています。

その他の会社にも問い合わせを行ったところ以下のような見解が出てきています。

  • ダイエットに利用するのであればドリンクタイプの方がよい
  • サプリメントは吸収性が落ちて即効性がない

しかし、この意見は少し要領を得ていません。なぜサプリメントに即効性・吸収性がないのか、という点が各社の回答にはなかったので、少し補足説明をしていきます。

生酵素サプリにダイエットの即効性がないといっている理由

生酵素サプリには活性状態の酵素が入っていることは事実と考えてよいでしょう。しかし、即効性がないという理由に結びつきません。

ここで、即効性がないといっているのは、イコール ファスティングダイエットや置き換えダイエットに利用するのには向いていないということと考えてよいかと思います。

サプリを飲むだけで食事を抜く場合、糖質が不足が懸念されます。糖質はダイエットの敵だと考えるかもしれませんが、糖質はエネルギー生産には必要です。

確かに過度の摂取は血糖値を上げて太る原因となりますが、逆に摂取し過ぎないと血糖値が下がり過ぎて、インスリンというホルモンが分泌されて、体が糖質摂取を要求するようになります。

低血糖

そのため、ダイエット中であっても適量の糖質摂取は必要です。

ただ、注意したいのは糖質をなんでもよいから摂取すればよいというわけではありません。糖質には、単糖類・2糖類・多糖類とあり単糖類が一番体に吸収がよい(消化酵素を利用しない)糖類です。

糖質の分解

そのため、酵素ダイエットでは酵素ドリンクに含まれる発酵により分解された単糖類摂取が効果を発揮しているのです。

生酵素サプリの利用用途

これらのことから、ファスティングや置き換えダイエットには酵素ドリンクの方が向いていると、ご理解いただけたのではないでしょうか。

それでは、生酵素サプリに意味がないのか、と考えるかもしれませんが、それは少し違います。

生酵素サプリの効果は、やはり「活性状態の酵素を摂取できること」です。活性状態の酵素は主に「食物酵素」であり、食材の消化を助けてくれます。

具体的には、消化酵素が消化するはずだった食物(栄養素)を食物酵素が消化してくれるため、消化酵素の節約につながります。この効果も酵素ダイエットの基本的な考え方に合致します。

酵素ダイエットは体内の消化酵素の利用を節約することで、代謝酵素が活性化されて代謝が良くなるというのが目的です。

食物酵素の働き

つまり、生酵素サプリも酵素ダイエットに利用できるというわけです。

しかし、酵素ドリンクの利用方法とは異なります。酵素を摂取することが生酵素サプリの目的であり、効果を発揮するのは食事をとる前に飲むこと、どんなに遅くても直後でなければ意味はありません。

お腹に消化するものがなければ効果を発揮できないですからね。そのため、ベジファースト感覚で摂取するのが良いでしょう。

噂の真相・真実

生酵素サプリの方が酵素ドリンクより優れている、という噂は利用用途によるため、本当とも嘘ともとれるでしょう。

しかし、一般的に考えられている酵素ダイエットの感覚、つまりファスティンダイエットや置き換えダイエットに利用する、という観点でいえば「生酵素サプリが酵素ドリンクより優れているというのは嘘」となります。

一方「普段の食事の消化酵素利用を削減するために酵素を補給する、という意味では本当」になります。

まとめると以下の感じですね。

  • 酵素ドリンクに酵素はない(失活)が生酵素サプリに酵素はある(活性状態)
  • 酵素ダイエット効果は用途により違う
  • ファスティングや置き換えなら酵素ドリンクが向いている
  • 食前に飲むのであれば生酵素サプリが向いている