頭痛

酵素ダイエット、特にファスティングダイエットを行っていると頭痛が発生するという噂を聞いたことがあるのではないでしょうか。

何故、頭痛が発生するといわれているのか、本当に発生するのか、真相・真実に迫りたいと思います。

酵素(ファスティング)ダイエットで頭痛が発生するという根拠

ファスティングダイエット中の悩みとして頭痛を訴える方がいらっしゃいます。

初めてファスティングダイエットに挑戦中です。
酵素ドリンクは楽天で1位といわれるものを購入。

今日で3日目になるのですが、
1日目は特に何もなし
2日目 頭痛がすごい。
眠気も(寝不足もあるかも)下痢をした
3日目 頭痛は昨日よりも治まるが少しある。眠気も少し(昨日は8時間程寝ました)

引用元:Yahoo知恵袋

この方は2日目に頭痛を訴えていますが、多くの人が2日目あたりに発生することが多いようです。

また、インターネット上の情報だけでなく書籍「新発見! 週末だけ酵素プチ断食(メディアファクトリー)」「酵素ファスティングバイブル(酵素ファスティング委員会)」などの中でも、頭痛が発生するということが書かれています。

それぞれ、説明内容が少し異なるため、どのように解説されているのかをご説明差し上げます。

①好転反応により頭痛が発生する

酵素ファスティングバイブルの説明内容となります。

酵素ファスティングバイブルでは「好転反応」の一つとして「頭痛」を上げていました。その他にも、「下痢」「吐き気」「肌荒れ」などの症状を一例として挙げられています。

何故、このような反応が起きるかというと「体の毒素が一気に外へ排出されようとしているから」と説明されており、普段の食生活が不摂生な人ほど発生しやすいといわれています。

好転反応は嘘という説もある

好転反応という言葉は元々は東洋医学の世界で利用されていた言葉であり、ファスティングダイエットで発生する事象であると述べるのはおかしいという意見も出ています。

好転反応(こうてんはんのう)とは、もともとは東洋医学(按摩や鍼)で使われる用語で、治療の過程で一時的に起こる身体反応のこと(反応の程度はさまざまである)。

中略

また近年では、上記の伝統医学のまっとうな用語が、いわゆる健康食品や健康器具や化粧品のセールスの場にて不適切に流用され、副作用や不適応をごまかすためのセールストークとして用いられることがある。

引用元:Wikipedia

■1:「それは毒が出ている証拠です」

健康食品によって胃腸の調子が悪くなったり、スキンケア商品で湿疹が生じたりした時に、販売者から「今は毒が出ているから飲み続けるように」と言った類の言葉をかけられたら、要注意。

こういった言葉を信じて継続したことで、さらに症状が悪化したケースが100件も報告されているという。

■2:「好転反応なのでガマンしてください」

“好転反応”というのは、いかにもありそうな単語だが、消費者庁のリリースによると、このような用語は日本医学会が監修している『医学用語辞典』に記載はないという。

胃腸の不調や、皮膚疾患が起こっている最中に、

「その症状は、良くなる前の好転反応です。今は一時的に腸の中の悪いものが肌に出てきている状態なんですね。これを乗り越えれば必ず良くなりますからね」

といった類のことを言われても信じてはいけないという。

■もしおかしいと感じたら…

消費者庁では、もし健康被害が発生した場合は、商品やサービスの利用をいったん中止し、医師に相談することをすすめている。

引用元:exiteニュース

このように、好転反応という言葉には危険性も含んでいます。

また、健康食品に対しては「好転反応」という言葉を利用すること自体が法律違反(薬事法)といわれているため、酵素ドリンクの販売サイトでは好転反応を説明することはありません。

②ケトン体

書籍「新発見! 週末だけ酵素プチ断食(メディアファクトリー)」の中では、頭痛の発生の原因は「ケトン体」という物質が関係していることが説明されています。

少し概念的な絵になりますが、おおよそのイメージを掴んでください。

ケトン体の関係

ケトン体とは、脂肪からエネルギーを作り出す時に発生する物質です。

本来、私たちの体はエネルギーの生産を糖質から行います(基本的には)。

しかし、摂取する糖質が少ないとエネルギーを作り出すことができないため、貯蔵庫(脂肪細胞)からエネルギーを作り出す必要があります。

概念図では脂肪細胞からケトン体が直接作り出される絵としていますが、厳密には中性脂肪(脂肪細胞のほとんどは中性脂肪)を分解することでできる脂肪酸からケトン体が作り出されエネルギーになります。

ただ、問題なのはケトン体自体が酸性物質であることです。あまりにも糖質が足りず、脂肪からエネルギーを大量に作り出してしまうとケトン体が体に溢れてしまい、酸性に傾き過ぎてしまうため、体に倦怠感を発生させるといわれています。

どちらが正しいのか

両者の説明を行いましたが、おそらく両者ともに同じ説明内容だと感じています。詳しさの粒度が違うだけではないでしょうか。

もちろん、先に説明した通り「好転反応」という言葉で片づけてしまうのは、大変危険なのですが、酵素ファスティングバイブルでは「ケトン体」などの専門的な用語を使った説明を避けた結果、なのではないかと推察できます。

そのため、頭痛が発生する原因はケトン体が発生しているから、つまり「脂肪を急激に燃やしている証拠」と考えるのが今のところ妥当なところかもしれません。

本来は低血糖の症状として説明される事象である

酵素ダイエットの説明を行っているサイトや、書籍の中ではなぜか「好転反応」であるというのが一般的見解として語られることが多いのですが、本来は低血糖の症状として説明されるべき部分が多いのではないか、というのが筆者の率直な意見です。

【低血糖の症状】

アドレナリン症状
振戦、不安、緊張
動悸、頻脈
発汗、温感(汗腺にはムスカリン受容体が存在するが、必ずしも常にアドレナリン症状を示すとは限らない。)
蒼白、寒気、冷汗
散瞳

グルカゴン症状
飢餓感、腹鳴
嘔気、嘔吐、腹痛
頭痛

引用元:Wikipedia

好転反応と説明される背景には、低血糖では説明しきれない部分もあるため、何となくオブラートで包んだ表現にしたいという、サイト製作者や書籍出版側の意図があるのではないかと推察されます。

酵素(ファスティング)ダイエットで頭痛にならないため

頭痛の主な原因は血糖が少ないことですので、ファスティング時には多めに酵素ドリンク飲むことで、低血糖を防げる可能性があります。

ファスティングで利用する酵素ドリンクには血糖のもと(ブドウ糖)が、十分に含まれていることがあるためです。

ただし、添加物入りの酵素ドリンクだと糖質が含まれていない可能性が(人工甘味料は糖質を含まずに甘味を出す物質なので血糖補充にはならない)あるので、無添加の酵素ドリンクを利用する場合に限ります。

無添加の酵素ドリンク情報は以下の記事の最後にまとめてありますので、気になる方は確認ください。

参考:酵素ドリンクの選び方

頭痛が発生してしまったときの対処方法

各書籍・インターネット上の情報では、好転反応は体の毒素が出ていくため、よい反応であるといわれています。毒素がどんどん出ているので、体が良くなっている証拠だと。

しかし、筆者自身は無理に続けることをお勧めはしません。症状が辛いのであれば、医師に相談・中段も視野に入れましょう。

また、できるだけ無添加の酵素ドリンクを利用して糖質も補給し、頭痛などの症状が発生しないように努めた方が安全かと考えます。

その他のファスティング時の注意事項

  • 水分を十分に(2ℓ程度目安)に摂取すること
  • 塩分を摂取すること

血糖以外にも水分量と塩分量は気にしましょう。水分は酵素ドリンクと一緒に摂取してもよいですし、水だけを大量に飲んでもかまいません。

また、塩分は意外に思うかもしれませんが、固形物で摂取するのではなく「具のないみそ汁」や「梅干し」などで、効率よく摂取しましょう。

詳しいファスティングダイエット方法については、以下の記事も参考にしてください。

参考:酵素ファスティングの8つの効果
参考:10kg痩せる酵素ダイエットプラン
参考:酵素ダイエット1ヶ月プラン
参考:酵素ダイエット2週間プラン

結論:酵素ダイエットの真実

酵素ダイエットで頭痛が発生するという噂は「可能性あり」というのが真実でしょう。

  • 好転反応として頭痛を説明するサイト・書籍が多い
  • 原因は低血糖のためと考えられる
  • 無添加の酵素ドリンクであれば多く飲むことで防げる可能性あり

無添加の酵素ドリンク情報は以下から確認ください。(最後方です)

参考:酵素ドリンクの選び方